未払金を残高として管理できないため、経費の支払をクレジットカードで行う場合は、支払日ではなく、カードの引き落とし日で入力します。
[経費新規作成]ダイアログで[出金元]にカードの残高が引き落とされる口座を選択し、[日付]には引き落とし日を入力します。
【例】経費の支払をクレジットカードで行い、その代金は翌月(3月25日)に「東西銀行」の口座から引き落とされる。
上記の手順で登録される取引は、「東西銀行の口座から経費の金額が引き落とされる取引」のみです。
この取引があれば収支の整合性はとれますが、会計ソフトで仕訳として取り込むことを考えた場合は、新たに「クレジットカードで支払ったときの取引」も登録する必要があります。
ただし、「クレジットカードで支払ったときの取引」では実際にお金を支払うわけではないので、出金元として口座は使えません。その代わり、仮の口座としてクレジットカードを登録して、これを出金元とします。クレジットカードは[資金設定]ウィンドウで登録します。
この方法で取引を登録した場合、「クレジットカードで支払ったときの取引」を登録すると資金が減少することになるため、収支管理は正しく行うことができません。
【例】経費をクレジットカード「Bizカード」で支払い、その代金は「東西銀行」の口座から引き落とされる。
[金融機関名]:「Bizカード」
[預金区分]:「その他」
ここで解説した取引を仕訳として会計ソフトへ取り込む場合は、勘定科目の設定を変更する必要があります。
[仕訳書出]ダイアログの[資金に関する設定]ボタンをクリックして開く[資金に関する設定]ダイアログで、「Bizカード」の[科目]に「未払金」と入力してください。