部門管理オプションを導入することによる見た目上もっとも大きな変更点は、帳簿・伝票などの仕訳行の構成です。
通常、1仕訳は2行構成ですが、部門を指定する行が増えるため、1仕訳が3行構成になります。この変更は、帳簿・伝票だけでなく、仕訳ライブラリや元帳など多岐に渡ります。
次に、[仕訳日記帳]ウィンドウを例に、部門を指定して取引を入力する手順を示します。帳簿や伝票により、部門を指定する項目の位置は若干異なりますが、手順は同じです。
手順
1. | ナビゲーションバーの分類[メニュー]から、[帳簿・伝票]→[仕訳日記帳]をクリックします。 |
2. | [仕訳日記帳]ウィンドウが表示されるので、借方科目の部門は[借方科目]の列の3行目に、貸方科目の部門は[貸方科目]の列の3行目にあるので、それぞれで部門を選択します。 |
メモ:貸借科目で異なる部門を指定したとき
帳簿・伝票で、借方科目と貸方科目で異なる部門を指定することもできます。この場合、試算表で部門を指定して集計すると、片方の科目の金額は科目「部門調整勘定」として調整されます。(詳細)
メモ:キー操作による[部門]への移動
科目指定後に[Enter]キーを押すと、指定した科目が貸借対照表の科目のときのみ[金額]に移動します(他は[部門]に移動)。すべての科目で[部門]に移動したいときは、[Ctrl]キー+[Enter]キーを押します。
3. | その他に必要な項目を入力し、他行を選択すると、入力が完了します。 |
部門の一覧で「全社」を選択しても、「全社」とは表示されず空白になります。
[入金伝票]ウィンドウと[出金伝票]ウィンドウの場合は、自分方科目(初期設定では科目「現金」)がどの部門で発生したのかを、ウィンドウ上部で指定します。相手方科目は、他の帳簿同様、仕訳行内で指定します。
[仕訳日記帳]ウィンドウを除く帳簿や[振替伝票]ウィンドウ、各種設定ウィンドウでは、部門を指定する項目は(1件の仕訳の)3行目に表示されます。