いずれの試算表([ビジュアル試算表]ウィンドウを除く)・消費税集計表でも、ウィンドウ上部に部門を選択する項目が表示されるので、ここで集計単位となる部門を選択して集計します。
次に、[試算表(日次・期間)]ウィンドウを例に、11月1~30日に発生した仕訳のうち、「B店舗」のものだけを集計する手順を示します。
手順
1. | ナビゲーションバーの分類[メニュー]から、[集計]→[試算表]→[日次・期間]をクリックして、[試算表(日次・期間)]ウィンドウを表示します。 |
2. | 集計単位となる部門を、一覧で選択します(ここでは「A店舗[合計]」を選択)。一覧にある各部門の意味は、「部門の一覧の項目」で説明しています。 |
3. | [期間]で11月1~30日を指定し、[集計]ボタンをクリックします。 |
4. | 指定した条件で集計結果が表示されます。 |
部門を選択する一覧には、[部門設定]ウィンドウで登録した部門に加え、部門名の後ろに「[合計]」や「[共通]」といった部門も表示されます。これらは、次の意味を持ちます。
・ | 部門名の後ろに[合計]が付く部門(合計部門) |
下層に部門が登録されている場合、部門名の後ろに「合計」が表示されます。下記の「[部門設定]ウィンドウで作成した部門」の画面を例にすると、「A店舗」「B店舗」に相当します。下層の全部門(共通を含む)の合計が表示されます。
・ | 部門名の後ろに何も付かない部門(通常部門) |
下層に部門が登録されていない部門を示します。
・ | 部門名の後ろに[共通]が付く部門(共通部門) |
下層に部門が登録されている場合に表示される部門です。下層の部門を指定せず、合計部門を指定した取引が表示されます。
たとえば、[部門設定]ウィンドウで次のような部門を登録すると、一覧で選択できる部門は次のようになります。
●選択できる部門
借方・貸方科目で異なる部門が指定された仕訳が集計対象に含まれている場合、片方の部門の金額は、貸借対照表の「部門調整勘定」という勘定科目に計上されます。この科目で調整されることにより、貸借バランスが一致するようになります。
●借方部門(B店舗)と貸方部門(全社)で部門が異なる仕訳例
●「B店舗」で集計した貸借対照表
相手方(この場合、「全社[共通]」)の部門の金額が「部門調整勘定」に計上されています。
●「全社(=全社[共通])」で集計した貸借対照表
相手方の部門(この場合、「B店舗」)の金額が「部門調整勘定」に計上されています。
[試算表(日次・期間)]ウィンドウ以外の試算表・消費税集計表では、コマンドバーの下に部門を指定する項目が表示されるので、ここで部門を指定します。