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集計した金額を調整する

キャッシュ・フロー計算書は、実際に出入りがあった(受け取り、支払いのあった)キャッシュを集計したものです。

しかし、[キャッシュ・フロー集計設定]ウィンドウの集計設定では、正確にキャッシュの額が集計できず、正しい額との差が出ることがあります。

たとえば、短期借入金と長期借入金の振替の処理や、利息の受け取り・支払いに関する処理、固定資産の売却の処理などです。

このような場合、[調整金額]に正しい金額と[集計金額]との差額を入力して金額を調整することができます。

ここでは、調整金額の入力手順を説明します。

手順

1. ナビゲーションバーの分類[メニュー]から、[決算・申告]→[キャッシュ・フロー計算書]→[キャッシュ・フロー計算書]をクリックします。
2. [キャッシュ・フロー計算書]ウィンドウが表示されるので、集計します。
3. 金額の調整が必要なキャッシュ・フロー項目の[調整金額]をダブルクリックします。

4. 次の式が成り立つように、[調整金額]に金額を入力します。
[集計金額]+[調整金額]=[調整後の金額]
キャッシュ・フロー計算書には[調整後の金額]が印刷されます。

[調整金額]に入力された値の扱い

[調整金額]には各月ごとに入力、保存されます(以降、[調整金額]に入力された値を調整金額と表記します)。[決算]も各月と同じ扱いなので、1キャッシュ・フロー項目あたり最大で13の調整金額を入力できることになります(保存は自動で行われます)。

[期間]で複数月を選択した場合、調整金額は以下のように扱われます。

合計値が表示される

選択した期間の各月に調整金額が入力されている場合、選択した期間の調整金額の合計値が表示されます。

表示された値を上書き入力可能

表示された値に上書き入力した場合、[調整金額]には上書き入力した金額が表示されます。選択した期間の最終月に「修正金額 − 先頭月から選択最終月の前月までの調整金額の合計」の値が保存され、すでに入力されている各月の値は修正されません。

メモ:複数月選択時の調整金額の例

調整金額が

1月= 10

2月= 0

3月= 0

と入力されているとします。

1月~3月を選択すると、[調整金額]には 「10」と表示されます。

この「10」を「30」と修正すると表示は「30」になりますが、各月の調整金額は、

1月= 10

2月= 0

3月= 20

となります。

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