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A0121   
消費税申告書の「課税標準額」が売上高の金額と一致しません。なぜですか?

回答

消費税申告書の「課税標準額」には、税区分「課売上」(課税売上)を使用した仕訳を集計した金額が印刷されるためです。

詳細

売上高の金額が課税標準額と一致しない場合、売上高以外の勘定科目の仕訳にも「課売上」の税区分を設定している可能性があります。たとえば、売上高の仕訳の税区分はすべて「課売上」になっていて、雑収入の仕訳の税区分も「課売上」になっている場合、「課税標準額」には、「売上高」と「雑収入」をたした金額が表示されます。

[税区分集計表]ウィンドウで、売上高以外に「課売上」の税区分を使用した仕訳がないか確認し、誤って税区分を設定した場合には仕訳を修正してください。

次の手順で、「課売上」の税区分を使用した仕訳の金額を勘定科目ごとに確認できます。

手順

  1. ナビゲーションバーの分類[集計・分析]から、[税区分集計表]ボタンをクリックします。
  2. [税区分集計表]ウィンドウが表示されるので、[期間]で期首月~[決算]までが選択されていることを確認し、[集計]ボタンをクリックします。
  3. [売上]のタブを選択すると、課税売上の金額が勘定科目ごとに確認できます。

 

参考

課税売上の対象でない勘定科目の[課税売上]に金額が集計されている場合、次の手順で税区分変更すると、課税売上の対象から外すことができます。

  1. 課税売上の対象でない勘定科目の課税売上金額をダブルクリックします。
  2. ダブルクリックした勘定科目の[総勘定元帳]ウィンドウが表示されます。
  3. [税区分]が「課売上」の仕訳がある場合、「対象外」に変更します。
  4. 「対象外」に変更した仕訳の金額は、[課税売上]として集計されなくなります。

 

参考

[税区分集計表]ウィンドウに、勘定科目「仮受消費税」の消費税額がマイナス集計されている場合は、消費税の精算仕訳の税区分が間違っている可能性があります。消費税の精算仕訳では「仮受消費税」「仮払消費税」の税区分を「対象外」にする必要があります。

 

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