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収支一覧を見る前に

[収支予定表]ウィンドウに表示される収支一覧は、取引の実績金額と予測金額を1枚の表として見られるようになっているため、少し特殊な構造になっています。

具体的には、取引と月度が交差するマスには、実績金額と予測金額が表示されるようになっています。これらの金額の表示は、金額左隣の(旗のアイコン)で切り替えられるようになっており、金額左隣に旗のアイコンが付いているときは実績金額が、付いていないときは予測金額が表示されていることを示しています。

旗のアイコンがあるときは実績金額

旗のアイコンがないときは予測金額

実績金額と予測金額の表示を切り替えられるように、2つの表が重なっていると考えてください。この構造によって、旗のアイコンを操作すると、ウィンドウ上に表示される金額が切り替わるわけです。

収支予定表の構造イメージ

実績金額と予測金額の意味

ツカエル経理で使われている「実績金額」「予測金額」という語句は、それぞれ次の意味を持ちます。

実績金額

取引カレンダーや請求書などのウィンドウで入力された取引金額のことです。掛売上や掛仕入の取引を入力したときに作成される掛回収・掛支払の取引は、掛売上や掛仕入が発生した時点では「予測(回収・支払)金額」ですが、実績金額とみなしています。

予測金額

収支一覧の取引の各月度に入力された金額のことです。予測金額は、[収支予定表]ウィンドウと[収支予測グラフ]ウィンドウで利用されます。

売上&回収、仕入&支払の予測金額の動き

売上&回収、仕入&支払に入力した予測金額は、次のように連動して変更されます。

売上に予測金額を入力すると、同額が回収にも反映されます。この動きは、仕入&支払でも同じです。
掛回収の予測金額を修正しても、掛売上には反映されません。この動きは、掛仕入&掛支払でも同じです(即時取引の場合は連動します)。
売上と仕入の予測金額は、収支一覧の下部に表示される残高や入出金合計額に反映されません(回収や支払の予測金額は反映されます)。ただし、収支一覧右端の[合計]には反映されます。

なお、旗のアイコンの表示/非表示は、連動して切り替わりません(売上の旗のアイコンを非表示にしても、回収は表示され続けます)。

取引入力前の予測金額の扱い

初期設定では、収支一覧に表示されるのは予測金額です。各取引に、月ごとの予測金額を入力することによって、予測金額をもとにした収支予定が収支一覧に表示されていきます。

メモ:収支一覧下部の合計金額

予測金額は、収支一覧下部の残高や入出金合計額にも反映されます。売上(仕入)の予測金額は反映されず、対になる回収(支払)の予測金額だけが反映されます。両方の予測金額が反映されてしまうと、2重計算になってしまうためです。

取引入力後の予測金額の扱い

取引が1件でも入力されると、その取引先の月の金額表示が実績金額(旗のアイコンが付いた状態)に切り替わります(関連する取引も含みます)。以後、旗のアイコンをクリックして予測金額に切り替えない限り、実績金額が表示され続けます。

たとえば、予測金額が入力された状態のときに売上の取引が入力されると、次のようになります。

メモ:実績金額は修正できない

[収支予定表]ウィンドウでは、実績金額は修正できません。

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