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会計データファイルの作成

会計データファイルを作成する

まず最初に、会計データファイルを作成します。会計データファイルは、ツカエル現金・預金出納帳で会計業務を進めるための箱のようなもので、事業所(事業者)ごとに作成します。作成した会計データファイルには、本章で登録する事業所情報や新しい科目などの情報、入力された仕訳が保存されていきます。

注意:情報の保存について

ツカエル現金・預金出納帳には、会計データファイルを保存するためのメニュー項目は用意されていません。たとえば、科目を新しく登録したり、取引を入力するたびに、それらの情報がファイルに保存されるからです。

次に、新しい会計データファイルを作成する手順を示します。

手順

1.ナビゲーションバーの分類[メニュー]から、[ファイル]→[新規作成]をクリックします。
2.[新規作成]ダイアログが表示されるので、事業所名を入力してから[勘定科目体系]を選択します。続けて、会計年度や導入の時期を指定して、[OK]ボタンをクリックします。
3.確認のダイアログが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。

メモ:会計期間について

会計期間は、会計データファイル作成後に変更できる場合があります(「会計期間の変更について」参照)。

4.[ファイル選択]ダイアログが表示されるので、必要に応じて[変更]ボタンをクリックしてファイルの保存場所や名前を指定し、[作成]ボタンをクリックします。
5.タイトルバーに指定した事業所名と年度が表示されたら、作成は完了です。ナビゲーションバー(「ナビゲーションバーの操作」参照)の分類[導入の流れ]が開いた状態で、ファイルが開きます。

 

[新規作成]ダイアログは、選択する[勘定科目体系]により表示される項目が異なります。

[新規作成]ダイアログ(法人)

[新規作成]ダイアログ(個人/一般)

[新規作成]ダイアログ(個人/不動産)

[新規作成]ダイアログ(個人/農業)

[新規作成]ダイアログ(個人/兼業)

[新規作成]ダイアログで設定できる項目

項目

概要

[事業所名]

事業所の名前を、最大30文字までで入力します。初期設定では、インストール時に入力した事業所名が表示されます。事業所名は、後で変更することができます。

[勘定科目体系]

法人の場合は「法人/一般」を選択します。個人事業で、一般用の青色申告決算書(または収支内訳書)を作成している場合は「個人/一般」を、不動産所得用の青色申告決算書(または収支内訳書)を作成している場合は「個人/不動産」を、農業所得用の青色申告決算書(または収支内訳書)を作成している場合は「個人/農業」を、一般と不動産や農業の両方の青色申告決算書を作成する場合は「個人/兼業」を選択します。

選択した事業形態によって、利用できる勘定科目が変わります。また、表示される項目も変わります。

[決算日]

[勘定科目体系]が、「法人/一般」のときに表示されます。決算年月日を指定します。この項目の右側には、指定した決算日をもとに算出された、会計期間が表示されます。平成10年3月31日から指定できます。

[決算期]

[勘定科目体系]が、「法人/一般」のときに表示されます。導入する期を指定します。この項目は後で変更することができます。

[会計年度]

[勘定科目体系]が、「個人/一般」「個人/不動産」「個人/農業」「個人/兼業」のときに表示されます。導入する年度を和暦年で指定します。平成10年から指定できます。

[製造科目を使用する]

[勘定科目体系]が、「法人/一般」、「個人/一般」、「個人/兼業」のときに表示されます。製造科目を使用する際に、チェックを付けます。チェックを付けなかったときのみ、後で使用する設定に変更できますが、使用しない設定には戻せません。

チェックを付けると、[科目一覧]ウィンドウや、集計表のウィンドウで「製造科目」のタブが表示されます。

[生産科目を使用する]

[勘定科目体系]が「個人/農業」のときに表示されます。生産科目を使用する際に、チェックを付けます。チェックを付けなかったときのみ、後で使用する設定に変更できますが、使用しない設定には戻せません。

チェックを付けると、[科目一覧]ウィンドウや、集計表のウィンドウで「生産科目」のタブが表示されます。

[不動産の科目を使用する]

[勘定科目体系]が「個人/兼業」のときに表示されます。不動産の科目も合わせて利用する際に、チェックを付けます。チェックを付けなかったときのみ、後で使用する設定に変更できますが、使用しない設定には戻せません。

チェックを付けると、[科目一覧]ウィンドウや、集計表のウィンドウで「不動産科目」のタブが表示されます。

[農業の科目を使用する]

[勘定科目体系]が「個人/兼業」のときに表示されます。農業の科目も合わせて利用する際に、チェックを付けます。チェックを付けなかったときのみ、後で使用する設定に変更できますが、使用しない設定には戻せません。

チェックを付けると、[科目一覧]ウィンドウや、集計表のウィンドウで「農業科目」のタブが表示されます。

[農業の生産科目を使用する]

[勘定科目体系]が「個人/農業」のときに表示されます。生産科目を使用する際に、チェックを付けます。チェックを付けなかったときのみ、後で使用する設定に変更できますが、使用しない設定には戻せません。

チェックを付けると、[科目一覧]ウィンドウや、集計表のウィンドウで「生産科目」のタブが表示されます。

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