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テキストファイルから仕訳を取り込む

テキストファイルから仕訳を取り込む手順は、状況に応じて次の3パターンに分かれます。

以降では、順にそれぞれのパターンを解説していきます。

手順

1. ナビゲーションバーの分類[メニュー]から、[ツール]→[仕訳取込]をクリックします。
2. [仕訳取込]ダイアログが表示されるので、[変更]ボタンをクリックして、ファイルを指定します。

3. [コメント]欄にコメントを入力します。

メモ:コメント欄

コメント欄に入力できる文字数は30文字以内です。

4. [OK]ボタンをクリックします。

取り込みが開始され、しばらく待つと取り込みが完了します。

メモ:取り込みたくない仕訳があるとき

仕訳のテキストファイル内に取り込みたくない仕訳があるときは、次のように行の先頭に半角の「#」を入力しておきます。

#"1","0","2007/11……

5. 取り込まれた仕訳を、[現金出納帳]ウィンドウなどで確認します。

会計データファイルに登録されていない科目があるとき

テキストファイルの仕訳に、会計データファイルに登録されていない科目があるときは、上記手順4で[OK]ボタンをクリックすると、[勘定科目マッチング設定]ダイアログが表示されます。

このダイアログでは、テキストファイルの仕訳の科目を新しく登録するか、会計データファイルにすでに登録されている科目に変換するのかを選ぶことができます。

新しい勘定科目を登録するとき

[方法]で「作成」を選択し、[追加先の区分]で[取り込み名称]の科目が属する科目区分を選択します。

勘定科目を変換するとき

[方法]で「選択」を選択し、[勘定科目]で変換したい科目を選択します。

メモ:間違えて登録したら?

勘定科目の登録や変換の設定を間違えてしまったときは、仕訳を取り込む前に作成したバックアップファイルを使って、復元してから再度仕訳を取り込んでください。

テキストファイルの仕訳に、会計データファイルに登録されていない補助科目があるときは、続けて[補助科目マッチング設定]ダイアログが表示されます。

[補助科目マッチング設定]ダイアログ

メモ:間違えて登録したら?

補助科目の登録を間違えてしまったときは、仕訳を取り込む前に作成したバックアップファイルを使って復元してから、再度仕訳を取り込んでください。

[勘定科目マッチング設定]ダイアログで登録した内容は、科目のマッチングリスト(詳細)で確認できます。

会計データファイルに登録されていない税区分があるとき

会計データファイルに登録されていない税区分があるときは、科目マッチングのダイアログに続けて、[税区分マッチング設定]ダイアログが表示されます。

このダイアログでは、テキストファイルの仕訳の税区分を、会計データファイルにすでに登録されている税区分に変換できます。

[税区分マッチング設定]ダイアログ

[税区分マッチング設定]ダイアログで登録した内容は、税区分のマッチングリスト(詳細)で確認できます。

テキストファイルの仕訳に不備があるとき

テキストファイルの仕訳に問題があると、仕訳取込の手順4で[OK]ボタンをクリックしたときにエラーが表示され、デスクトップに「仕訳インポートエラーファイル」という名前のテキストファイルが作成されます。

このエラーファイルには、エラーメッセージと、どの行でエラーが発生したのかの情報が記載されているので、問題の解決に役立てることができます。

エラーファイルには、次のようなエラーメッセージが書き出されます。これを参考に、テキストファイルの仕訳の記述内容や仕訳を構成する項目を確認し、問題点を修正して再度取り込んでください。

仕訳の取り込みで発生する主なエラー

エラーメッセージ

エラー発生原因

「会計期間外の明細です。」

テキストファイルの仕訳の「日付」が、会計期間外([基本情報]ダイアログで確認可)のときに発生するエラーです。

「仕訳入力が制限されている期間の明細です。」

テキストファイルの仕訳の「日付」が、仕訳入力制限日([データ保護機能]ダイアログで確認可)よりも前の日の仕訳のときに発生するエラーです。

「入金・出金伝票の自分方科目が異なっています。」

テキストファイルの仕訳の貸借の科目と、入金先・出金元勘定科目が異なるときに発生するエラーです。

「不正な文字が含まれています。」

テキストファイルの仕訳に、以下の文字が含まれているときに発生するエラーです。

[明細情報]に「1」「2」「3」「4」以外の値が入力されている場合
[仕訳タイプ]に「0」「1」「2」「3」以外の数字が設定されている場合

「数字以外の文字が含まれています。」

テキストファイルの仕訳に、「1行の仕訳を構成する各項目」の各項目で規定された[型]と異なる形式の値が見つかったときに発生するエラーです。たとえば、数値型の項目に英字が入力されているときは、このエラーになります。

「必須項目が設定されていません。」

テキストファイルの仕訳に、入力されなければならない項目(「1行の仕訳を構成する各項目」の表の[項目]の項目名に下線が付いているもの)が見つからないときに発生するエラーです。

「明細の並びが不正です。」

複合仕訳の明細行の並び方に誤りがあるときに発生するエラーです。

「最終明細の並びが不正です。」

複合仕訳の明細行の並び方に誤りがあるときに発生するエラーです。

「明細中の貸借バランスが異なっています。」

テキストファイルの仕訳に記述された、借方・貸方の[税込金額]の貸借バランスがおかしい(0でない)ときに発生するエラーです。

「明細情報と取引タイプが矛盾しています。」

テキストファイルの仕訳に記述された、[明細情報]が2~4なのに、[仕訳タイプ]が空白(仕訳日記帳で作成したことを示します)のときに発生するエラーです。

「1行に指定されている項目数が異なっています。」

テキストファイルの仕訳に指定されている項目数(全部で24)が正しくないときに発生するエラーです。

「範囲外の数値が指定されています。」

テキストファイルの仕訳に、規定された桁や文字数以上の値が見つかったときに発生するエラーです。たとえば、10桁以上の金額が入力されているときは、このエラーになります。

「日付として変換できません。」

「2017/02/31」など、日付として正しくない値が入力されたときに発生するエラーです。

「不正な値が指定されています。」

テキストファイルの仕訳に記述された[決算]が、「yes」「no」以外の場合に発生するエラーです。

「数字以外の文字が含まれています。」

テキストファイルの仕訳で、[型]が数値の項目に数字以外の文字が見つかったときに発生するエラーです([明細情報]除く)。

たとえば、数値型の項目に英字が入力されているときは、このエラーになります。

「必須項目に値が指定されていません。」

テキストファイルの仕訳に、入力されなければならない項目が見つからないときに発生するエラーです。

「勘定科目(不明勘定)は補助科目を指定できません。」

テキストファイルの仕訳に記述された[勘定科目]が「不明勘定」で、[補助科目]が設定されているときに発生するエラーです。

「勘定科目(複合)は補助科目を指定できません。」

テキストファイルの仕訳に記述された[勘定科目]が「複合」で、[補助科目]が設定されているときに発生するエラーです。

「登録できない税率が使用されています。日付・会計期間などを確認してください。」

テキストファイルの仕訳に記述された日付や会計期間では、登録できない税率が見つかったときに発生するエラーです。

「登録できない事業区分が使用されています。日付・会計期間などを確認してください。」

テキストファイルの仕訳に「第六種事業」が使用され、平成27年4月よりも前の会計期間に取り込もうとした場合に発生するエラーです。

※ツカエル会計/ツカエル青色申告で入力された仕訳テキストファイルを取り込む際に発生することがあるエラーメッセージです。

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