ツカエル青色申告を期中に導入する場合は、期首導入同様、科目ごとの前期繰越残高を入力してから、導入月前月までの月度ごとの残高を入力します(導入月以前の仕訳は入力できません)。
残高を入力する前に、次の書類を準備しておきます。
・ | 前期の貸借対照表(決算書) |
・ | 当期期首月~導入月の前月までの月次試算表(残高・合計) |
期首導入のときと同様、[科目残高入力]ウィンドウで入力しますが、ウィンドウの表示項目が期首導入のときと若干異なります。期中導入では、ウィンドウ上部の[前繰]をクリックしてから残高の入力を開始します。
すべての前期繰越残高を入力し終えたら、月度ごとの残高を入力する前に前期の貸借対照表の書類と見比べて残高の入力に間違いがないかどうかを確認します。間違いがなければ、[前繰差額調整]ボタンをクリックし、貸借差額を調整します。
月度ごとの残高は、科目単位で借方・貸方に分けて入力します。前月の繰越残高と、月度ごとの借方・貸方の金額をもとに、当月残高が計算されます。
手順
1. | [科目残高入力]ウィンドウ上部の[月度]で、目的の月度をクリックします。 |
2. | 各月の試算表を見ながら、[借方]と[貸方]にその月に発生した取引金額を入力します。 |
なお、[前月繰越]と[当月残高]に金額を入力することはできません。[前月繰越]と[当月残高]を修正したいときは、前月や当月の[借方][貸方]で調整します。
[貸借]が「借方」のときは『[前月繰越]+[借方]−[貸方]』の金額が、「貸方」のときは『[前月繰越]−[借方]+[貸方]』の金額が、[当月残高]に表示されます。
3. | 同様の手順で月度ごとに[借方]と[貸方]の金額を入力します。 |
すべて入力したとき、ウィンドウ下部の[貸借差額]が0なら入力は完了です。
メモ:[貸借差額]が0にならないときは?
期中導入の月度ごとの残高入力時には、コマンドバーの[前繰差額調整]ボタンは利用できません。各科目に表示された残高と、その月度の月次試算表の書類とを見比べて、[貸借差額]が0になるように各科目の残高を修正します。
メモ:貸借差額を調整せずにウィンドウを閉じると?
[貸借差額]が0でないままウィンドウを閉じようとすると、貸借差額が0でない月度を知らせるダイアログが表示されます。その月度の月次試算表の書類と見比べて、[貸借差額]が0になるように、各科目の残高を修正します。