決算仕訳の入力、固定資産の確認、決算書項目の設定などが終わったら、決算書の印刷にとりかかります。
決算書は税務署などで配布されているOCR用紙だけでなく、A4サイズの白紙にも印刷できます。OCR用紙への印刷では罫線などは印刷されません。A4用紙への印刷では、罫線や項目名、税務署使用欄なども印刷され、申告に利用できます。
注意:A4白紙に印刷した決算書の取り扱い
A4白紙に印刷される決算書は、国税庁の「OCR帳票仕様書」に基づいた形式の帳票です。しかし、印刷時の用紙のゆがみ、印字位置のずれなどから申告に利用できない場合があります。
個人の決算書に記載が必要な項目は、次の3つに分類されます。
・ | 入力した仕訳がここまでの設定に従って自動的に集計、印刷される項目 |
青色申告決算書(一般用)では、「損益計算書の金額」「月別売上(収入)金額及び仕入金額」など。収支内訳書では、「収入金額」「経費」など。
・ | 決算書作成ダイアログまたは決算書作成ウィンドウで入力が必要な項目 |
「住所」「氏名」「事業所所在地」「業種名」などと、「内訳」。
・ | 決算書の印刷前に入力が必要な項目 |
「減価償却費の計算」、「不動産所得の内訳」(不動産所得用)、「収入金額の内訳」(農業所得用)、「果樹・牛馬等の育成費用の計算」(農業所得用)
決算書は、入力された仕訳を決算書項目の設定に従って集計した結果に加えて、申告書として提出するために必要な内容を決算書作成ダイアログで補って作成します。
メモ:決算書項目の設定
決算書の決算書項目と集計科目の対応付けについては、付録を参照してください。あるいは、[決算書項目修正]ダイアログでも確認できます。
・一般用
・不動産所得用
・農業所得用
・兼業用