「医療費控除の入力」ダイアログ

「医療費控除の入力」ダイアログでは、確定申告する年内に支払った医療費の合計額などを入力します。

表示するには、[所得税確定申告書]ウィンドウの[医療費控除]をダブルクリックするか、コマンドバーの[控除関連入力]→[医療費控除の入力]をクリックします。

 

平成29年分の確定申告からセルフメディケーション税制が創設され、従来の医療費控除との選択適用となりました。

注意: 

平成29年分の確定申告から、「医療費控除の明細書」または「セルフメディケーション税制の明細書」の添付が必要となり、医療費等の領収書の添付または提示は不要となりました。

(令和元年分の確定申告までは、明細書の添付に代えて、領収書の添付または提示によることもできます。)

明細書の記入内容の確認のため、税務署から領収書の提示または提出を求められる場合があります。領収書は確定申告期限から5年間保存する必要があります。

「医療費控除の選択」ダイアログが表示された場合は、医療費控除の種類を選択してください。

[従来の医療費控除]と[セルフメディケーション税制]を選択した場合は、次回以降選択した医療費控除の種類に合わせた入力画面が表示されるようになります。

控除の種類を変更する場合は、入力画面で[医療費控除の選択]ボタンをクリックしてください。

 

ここで入力した内容は、確定申告書(第二表)の「(23)医療費控除」にも印刷されます。

また、選択した控除の種類によって、医療費の明細書またはセルフメディケーション税制の明細書も印刷されます。(ただし、[実際に支払った金額]か[保険などで補填される金額]のどちらか一方でも直接入力している場合は印刷されません。)

 

[従来の医療費控除]を選択した場合

メモ: 

XML形式の医療費通知データを使って明細を取り込むことはできません。

医療費通知に関する事項

医療費通知を基に金額を入力します。

(1):ご自身が負担した医療費の合計額を入力します。複数の通知がある場合は、すべて合計した金額を入力してください。
(2):領収書などを確認して、実際に支払った合計金額を入力します。
(3):実際に支払った金額のうち生命保険や社会保険で補填される合計金額を入力します。
上記以外の医療費の明細

医療費通知にある金額以外の医療費を支払っている場合は、その医療費の情報を入力します。(医療費通知の内容を入力せず、すべて明細で入力することも可能です。)

[新規]ボタンをクリックして入力してください。

明細は、1件ずつ[日付][医療を受けた人][病院や薬局などの支払先][医療費の区分][支払った金額][補填される金額]を入力してください。

メモ: 

[日付]には、領収書の日付などを入力します。

医療費控除の明細書に日付は印刷されないため、入力後の確認などにご利用ください。

明細書に入力する「医療を受けた人」「病院や薬局などの支払先」欄は、一度登録したものがリストから選択できるようになります。

前年の確定申告書で医療費の明細情報を入力している場合は、データ取込を行うことで「医療を受けた人」「病院や薬局などの支払先」を前年と同じリストから選択できるようになります。

このリストは、[医療を受けた人]ボタンや[支払先]ボタンをクリックしたダイアログで編集することができます。

実際に支払った医療費の額、保険などで補填される金額

ご自身で計算された結果のみを記載する場合は、チェックボックスにチェックを付けると表示される入力欄に金額を入力します。

注意: 

[実際に支払った金額]か[保険などで補填される金額]のどちらか一方でもチェックボックスにチェックを付けると、医療費通知に関する事項や明細を入力していても、医療費の明細書は印刷されません。

[セルフメディケーション税制]を選択した場合

メモ: 

セルフメディケーション税制を適用する場合、[区分]に「1」が入ります。

申告する方の健康の保持増進及び疾病の予防への取組

該当する取り組み内容にチェックを付け、発行者名を入力します。

特定一般用医薬品等購入費の明細

[新規]ボタンをクリックして、医薬品等の購入明細を入力してください。

支払先の領収書などを見ながら、セルフメディケーション税制のマークの付いているもの1件ずつ[薬局などの支払先][医薬品の名称][支払った金額][補填される金額]を入力してください。

メモ: 

明細に入力した購入費は、印刷時に「薬局などの支払先」ごとにまとめます。

半角スペースの有無等の違いで同一の支払先でも別の支払先として計算されてしまいますので、「薬局などの支払先」に入力する場合、一度入力したことのある支払先についてはリストから選択することをお勧めします。

[日付]には、領収書の日付などを入力します。

セルフメディケーション税制の明細書に日付は印刷されないため、入力後の確認などにご利用ください。

明細書に入力する「薬局などの支払先」「医薬品の名称」欄は、一度登録したものがリストから選択できるようになります。

前年の確定申告書で特定一般用医薬品購入費の明細情報を入力している場合は、データ取込を行うことで「薬局などの支払先」「医薬品の名称」を前年と同じリストから選択できるようになります。

このリストは、[支払先]ボタンや[医薬品]ボタンをクリックしたダイアログで編集することができます。

実際に支払った医療費の額、保険などで補填される金額

ご自身で計算された結果のみを記載する場合は、チェックボックスにチェックを付けると表示される入力欄に金額を入力します。

注意: 

[実際に支払った金額]か[保険などで補填される金額]のどちらか一方でもチェックボックスにチェックを付けると、取り組みに関する事項や明細を入力していても、セルフメディケーション税制の明細書は印刷されません。

問題が解決しなかったときは、こちらよりお問い合わせください。